![]() |
最新刊! 定価 本体1,500円+税 A5判 ソフトカバー 200頁 ■あなたの常識が覆る、口腔細菌の恐怖■ 肺炎から認知症にいたるまで、口腔細菌が全身に及ぼす疾患について、細菌学・感染症学の専門家が新たな視点で解説。世界初の研究報告もご紹介。 新型コロナウイルスの最新情報も掲載。 |
本 書 の 内 容
推薦の言葉 森本 基 はじめに 落合 邦康 ○第1章 感染するとはどういうことか 1.微生物の世界にようこそ -ヒトは生物界の新参者- 2.感染するとはどういうことか -知ってますか? 細菌のこと- 1)感染と発症 2)感染症を防ぐには 3)常在菌はどこから来たのか 4)常在菌は敵か味方か? ○第2章 口腔環境 -すべては口からはいる、菌も食物も- 1.口腔と腸管 -口と腸、命をつなぐ太い管- 1)歯垢は糞便よりすごい細菌のかたまり 2)口腔に細菌が多いわけ 2.口腔の環境 -歯があるおかげで…- 1)歯の役割 2)1本の歯が大切なわけ 3)こんなにすごい唾液の役割 4)歯垢(デンタルプラーク)の世界 歯垢の種類 歯垢のできかた 歯垢を構成する多彩な細菌のメンバー 歯垢中の細菌メンバーは常に変動する 3.口臭 -気づいていますかその口臭- 1)とても多彩な口臭の原因 2)口臭の予防法 ○第3章 サルコペニアとフレイル -フレイルは要介護への一里塚- 1.サルコペニアとフレイル -孤食、孤独は身の破滅- 2.オーラルフレイル -フレイルで、歯なし 食なし 夢もなし- 3.口からものを食べなくなったらヒトはどうなる? ○第4章 免疫の仕組み -命の基本、免疫力- 1.急性炎症と慢性炎症 -えんしょうは、火事も体も初期消火- 2.菌血症 -細菌が血液の中に入ってしまったら- 3.自然免疫と獲得免疫が身を守る 4.免疫の主役T細胞 5.口腔の感染防御は万全 6.加齢と共に低下する免疫力 ○第5章 口腔の感染症 -そっと静かに、そして…確実に- 1.口腔の二大感染症と「8020運動」 -食は命、歯は財産- 2.う蝕から歯周病へ -はなしにならない話- 3.う蝕 -一瞬で決まる印象、歯と笑顔- 1)う蝕の原因菌 う蝕の原因菌決定までのうら話 う蝕の犯人は乳酸菌? 2)う蝕はどのようにしてできるのか? 3)う蝕と全身疾患 4.歯周病 -歯なしへの、最短距離は歯周病- 1)歯周病の原因 -原因はとても複雑- 細菌因子 -こんなに多彩な原因菌- 宿主因子 -重要な免疫レベル- 環境因子 -第三のリスクファクター生活習慣- |
○第6章 歯周病と全身疾患 -口は災いのもと- 1.歯周病と糖尿病 -糖尿病、知っていますか?その怖さ- 1)糖尿病とは? 2)歯周病が糖尿病を悪化させるわけ 3)歯周病原菌の毒素(内毒素)と炎症 4)炎症が原因となる場合 -慢性炎症性疾患・歯周病- 5)歯周病治療により糖尿病が改善する 2.歯周病と早期低体重児出産 -次世代を守るためにも口のケア- 1)早期低体重児出産とは 2)早産のメカニズム 3)歯周病は早産にも関わっている 3.歯周病と脳血管および循環器障害 -静かに、そして、気づかぬうちに- 1)歯周病が動脈硬化を促進する 2)心臓にまで入り込む歯周病原菌 3)歯周病の炎症が全身の血管に飛び火 4.呼吸器疾患(誤嚥性肺炎)-口の菌、甘くみると命とり- 1)肺炎の種類と分類 2)誤嚥性肺炎の真犯人は口腔細菌 3)終末医療と誤嚥性肺炎 5. 歯周病はウイルス感染症を促進する -ウソのようなホントの話- 1)短鎖脂肪酸・酪酸は善玉か悪玉か? 2)口腔細菌とインフルエンザウイルス インフルエンザウイルスの感染様式 口腔細菌とインフルエンザ 歯周病原菌がインフルエンザウイルスの感染を 促進している 歯垢の細菌がインフルエンザを重症化する 口腔ケアはインフルエンザウイルス感染予防に有効 (臨床研究) 3)歯周病がAIDSの発症を早める可能性がある 4)歯周病とエプスタイン・バーウイルス(EBV)感染症 TOPIC 新型コロナウイルス感染症 ○第7章 健康長寿の秘訣 口腔ケア -自分を守る意識と覚悟- 1.歯周病は感染症 2.感染症はまず予防から 3.予防の初めはセルフケア 4.細菌は常に歯肉内に侵入し炎症をおこす 5.慢性炎症は万病のもと 6.歯周病と生活習慣 7.基本的なセルフケア 1)基本は毎日のブラッシング 2)歯ブラシの選び方 3)デンタルフロスと歯間ブラシ 4)歯磨き剤と洗口液 5)電動歯ブラシ 8.絶対必要なプロのケア 9.歯周病は歯科医師だけでは治せない おわりに 索引 |